ツルギチシンジのブログ 美容師の哲学

現役美容師として生きていく中で学んだ考え方

美容師向け カウンセリングマニュアル2.0

年末も近づき、毎日たくさんのお客様がきていただけることに感謝しています

 

 

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今まで自分が磨いてきたカット・カラー技術を駆使し

 

 

そのお客様に似合う最高のヘアスタイルをつくる

 

 

それが僕たちの大事な仕事です

 

 

ただ、毎日仕事している中で、カット・カラーなどの技術以上に大切にし、心がけていることがあります

 

 

それはカウンセリングです

 

 

今回は今必要なカウンセリングのノウハウについてお話します

 

 

カウンセリング2.0

 

 

カウンセリングには流れと、抑えておきたいポイントがあります

 

 

ざっくりと

 

 

  • 入客前の準備
  • 今日のイメージ
  • 履歴を確認
  • スタイリングレベル、ライフスタイルの確認
  • お悩みの引き出し
  • 全てを含めたデザイン提案

 

 

以上がカウンセリングに必要なポイントです

 

 

これは初めてご来店される新規のお客様に対してと思ってください

 

 

何度もご来店されている関係が長いお客様は、省いたほうが良い部分もあります

 

 

それでは、順番にいくよ

 

 

入客前の準備

 

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まずはドアを開けるところから

 

ほとんどのお店が予約制だと思うので、予約の時間の15分前くらいからフロントに意識を持っておくこと(そのため視野が広い人はフロントに近い席で施術するのが望ましい)

 

 

飛び込みでいらしたお客様は、第一印象がネットではなく入った瞬間に決まるので、笑顔と感じの良さを特に大事に迎え入れること

 

 

待合の席に座る前に、ファッションから見た全体のバランスをチェックすること(特に身長に対してのレングス設定は大事)

 

持っているであろう悩みやコンプレックスを自分なりに考えておくこと

 

 

今日のイメージ

 

 

ここから、お客様と会話しながらコミュニケーションをとっていきます

 

 

『今日はどうしますか?』

 

 

こんなざっくりとした言葉でかまいません

 

 

その後のお客様から出てくる一言目に注目してください

 

 

これが、今日のメインになってきます

 

 

最初の入口を広く、曖昧にすることで、お客様の返事にも自由度が出ます

 

 

  • 根元の黒いのが気になる
  • 毛先がまとまらない
  • やっと伸びたのでパーマをかけたい

 

など、色んな返事が返ってくると思いますがそこで最初に出た言葉が、お客様が今日美容室に来た1番の理由だと思われます

 

 

ここをどのようにデザインしていくか

 

 

ここに対して、しっかりと向き合っていくことが、この後のカウンセリングの主軸となります。

 

 

中には、曖昧な返答をされるお客様もいらっしゃいます

 

 

その方は、色々悩みがある方です。焦らず、時間をかけて引き出していきます

 

 

そして、お客様が伝えたイメージは必ず、肯定をする

 

 

目的は、似合う似合わないではなく、なりたいイメージを細かいディティールまで引き出すことです

 

 

ここで、今日のデザインと、女性像を共有します

 

 

履歴を確認

 

 

ここ2〜3年の間の髪の履歴を確認します

 

 

レングス、バングの有無、カラーのトーンダウンやブリーチ、パーマ、ストレートなど

 

 

前回だけでなく、遡って確認することで、その人のストーリーが見えてくる

 

 

そうすると、今日のオーダーの理由も、少しだけ見えてくることが多い

 

 

また、バングを作りたい人にかける時間の違いも重要です

 

 

1年前にバングを作って伸ばしてた人と

 

 

中学生の時以来バングを作ってない人の切る重みは違うということ

 

 

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女性は高校生ぐらいから、髪の毛をすごく意識し始めるので、ヘアスタイルに苦手意識がある場合、中学生の想い出に封印することが多いです

 

 

ここで大切なのは、どこにどのくらいの時間をかけて施術をしていくかと、薬剤の選定です

 

 

 

スタイリングレベル・ライフスタイルの確認

 

 

ここでは、自宅の再現性を確認します

 

 

shが朝か夜か

 

アウトバスは使うか

 

ドライヤーは使うか

 

コテ、アイロンは使うから(週何回?)

 

スタイリング剤はつけるか

 

 

これらの項目から、どこまでのスタイルが提案できるか?

 

 

明日からも再現可能なヘアか?を考えます

 

 

お悩みの引き出し

 

 

ここでは、入客前に考えていた、持っているであろう悩みとコンプレックスを引き出すことが大事になってきます

 

 

引き出したあとがポイント

 

 

ネガティブなものが多いはずなので1つ1つ、丁寧に返すこと

 

 

引き出すだけ引き出すのはダメです。それなら引き出さない方がマシ

 

 

出たものに対して、どうやって改善していくか

 

 

マイナスなものをどうやってプラスに変えるか

 

 

必ず、1つ1つ対応してください

 

 

この対応が上手い人は、初めてのお客様からも信頼されやすく、この後の施術中に、細かいディティールを任されるので、美容師目線での似合うヘアスタイルを作りやすくなります

 

 

これら全てをクリアしたあと、初めてデザインの提案へと移ります

 

 

デザインの提案

 

 

今日のなりたいイメージを共有した上で

 

 

お悩みもしっかり解決し

 

 

お客様が家に帰ってからのことも考えながら

 

 

今後のヘアスタイルのストーリーを考える

 

 

そこまで考えられたヘアデザインは最高でしょ?

 

 

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ここまで来たら、あとはみんなの得意な仕事です

 

 

お客様がなりたいイメージを

 

 

お客様自身もまだ気づいていない気持ちの奥底まで掘り下げて

 

 

自分の持つ技術で思い切りぶつかっていく

 

 

 

これが、カウンセリング2.0です

 

 

何か1つでも、美容師のみなさんと、その周りのお客様のためになれれば、嬉しいです